無農薬 マコモダケ フィーバー終わり

前回は鉄骨の看板が折れ曲がる強風にも耐えた稲ですがついに一部倒れました。

まだ刈れるほどではなく、起こしてみたりしてます。

畦豆も所々倒れたのを起こしてまわり、マコモダケを150本ほど収穫し。。それで一日終わってしまいました。


農家さんでは秋冬野菜の種蒔きや苗の植え付けもやったところも多いだろうに、大変だろうなあ。。また野菜高くなるだろうなあ。。果樹も被害受けてるだろうなあ。。。


ウチとて例外ではなく、今年はこぼれ種からの発芽さえ悪いという状況。年々この「あれ?」が増えているのは一体どういう変化なのだろうかとよく考えます。

そういう点ではF1種やら化学肥料やら家畜の糞やら除草剤などのいわゆる農薬やらは農業を安定させてくれるのでしょうね。


段々不作になっているのにはなんとなく心当たりがあるんですが、ちょっとニンニク作り過ぎたかなあと思うんです。毎回よくできるんで調子に乗っていたかなと。そう思えるのが自分の変化と関係しているのもまた不思議というか当然というか、このことについての科学的な説明をいつか聞きたいです。私的なことなんで読んでもよく分からないでしょうが。すいません。

ニンニク作りすぎというかその場の自然を読み取れてないというか調和してないというか、科学的に言えばその場の土質とか土壌水分とか、水の流れ風の流れ、空気中のイオンのこと、大地電流、地形諸々を理解できてないというか、まあ「カンが悪い」ということなんでしょうけど。


どういう農法かによらずカンのいい人はおかしなコトはしないでしょうね。まだまだ道のり長いです。


ブログなので無責任なことを書きますが、私が自然と共に作りたいのは米野菜などの「自生地」なんです。最近はそこに揺らぎもあります。いわゆる雑草と付き合っていることを通じて、食べること自体の次の段階への予感を得ています。そうなると人間の営みの内不変と思われている栽培行為の意味合いも変わってくるでしょう。

と下書きしてる内に数日経ちマコモダケの旬は終わり。

毎日ヘトヘトでブログはなかなか書けませんねえ。

今は鉈豆煮たりシシ肉漬けたりマコモダケ乾燥させたり黒米選別したり、猫の手も借りたいですが二匹の猫は当然手伝う気持ちすら無いようで。

 

無農薬 マコモダケ フィーバー

無農薬 マコモダケ フィーバー

古米は身体に良いという話をちらほら聞きます。ジャスミンライス古米は美味しかった。新米(といっても昨秋収穫のもの)とどう違うかはよく分からなかったけど。興味ある方はご一報を。10キロも無いですが。

ここのところはマコモダケフィーバーで忙しいです。化学物質を使わない田んぼでの栽培なので安全性は高いでしょう。野菜の端境期に重宝してます。

マコモダケも身体に良いらしいです。

「身体にいい」というのもよくわからんといえばよくわからんですけど。何でも毒にも薬にもなり得るわけで。自分なんかはその時々に生えてるものを食べているのでそう気にすることもないです。しかし典型的な現代社会生活を送る場合はインプットに気をつけた方がいいでしょうね。その意味で「身体にいい」というフレーズがよく聞かれるのだと思います。また、身体に悪いものが沢山売られているよ、ということでもありましょう。


最近はニホンミツバチの巣箱にやってくるスズメバチを捕らえてはウォッカに漬けています。蜂酒は養蜂家さんの所で買ったりしてましたがかなり高価なので作ることにしました。経験上、蜂酒は自分にはよく効くので。毒にもなり得るでしょうが。そもそも酒もそうですし。

それにしても台風が心配ですが地球の変化は私達の意識の変化でもあろうと思います。神秘主義的な意味合いで言うのではないですが。現時点の科学の方がよほど神秘主義的、宗教的だと思いますがね。

いずれにせよここ10年近くは大変な変化が起こっているように思えます。地球環境は人間にとっての「外界」ではないと私個人は考えています。そもそも私達日本人は「自然」対「人間」という西洋的な考えをしていなかったと思いますが、情緒的な解釈ではなく科学的視点で自然イコール人間だということが言える日が来るような気がします。

無農薬 タイ米 二年もの



タイではいわゆる古米のジャスミンライスの方が高価だったり、ア-ユルヴェ-ダでは古米の方が身体に優しいとされていたり、とあるようで、ウチで保存していた一昨年のタイ米を籾擦りしてみました。味の方は近日報告します。


今年はそのタイ米が日本の米と交配したらしい株から種籾を採って育てています。案の定、色々な形質のものが出てきて面白いです。最も実りの早かった第一群を現在稲刈り中。こちらもいずれ報告します。


田んぼでの養鯉は課題が残りました。本当は鮒が飼いたかったのですが。この近所では鮒は捕れなさそうなので成魚稚魚など買える所を探しています。


水田の生き物を増やす努力は常に続けています。

比較実験して分かりましたが耕耘回数が多いと水生昆虫はやはり減りますね。イチョウウキゴケも今年は見受けられません。耕耘回数のせいだけかどうかは分かりませんが。現在の耕作面積だと不耕起栽培には広すぎるのでなんともできないのですが。

今年は鴨も少ないように思えます。マムシは去年も今年も一匹も遭遇せず。

自分の周りの自然にはいつも目を配っています。カンを養うためです。

無農薬 パースニップ




田畑をやってて楽しいことの一つは、「それまで食べたことが無いものを食べる」という経験ができることでしょうか。

実際自分で育てたものは売ってる野菜とはどれも別物なのですがそれはさておき、近年感動したのはパースニップです。また食べたくて育てていましたが今夏の暑さで半分は枯れてしまいました。

2、3月頃種蒔きして、収穫は秋冬です。まだ我慢して待っています。二年目の株から種採りしたものはつい先日種蒔きしました。

どんな野菜なの!?味は?…はご自分で調べるなり買ってみるなりどうぞ(笑)。そこまで親切なブログではなくてスイマセン。。。ア-ティチョ-クよりは断然食べ甲斐がある、とだけ書いておきます(笑)。

あとは水田雑草のコナギやスベリヒユですかね。これらは個人的には、ツルムラサキより全然旨い、という感じでしょうか???まあ育った畑の土次第なところもあるのでしょうか。ウチのツルムラサキとか西洋菁の類って土臭過ぎるんですけど。他所ではどうなんでしょう。外で食べてもやっぱ土臭く思えるのですけど。。。ならコナギやスベリヒユの方が全然美味しいよ!そして見た目は一番マズそうなパースニップは味はダントツというか別格にイイよ!!!…と思うのですけど。



…ところで、「自給自足型のコミュニティ」とか「(物々)交換とその副産物の重要性」とか、有名人がもっと言い出せばイイですよね。実践しようとしている無名な人達はもう実際に居るワケだから。


私は最初からそういうつもりでやっています。それには協力しあえる仲間が必要です。規則の必要の無い仲間が必要です。本来ならば近くに居る人間同士はお互いが楽になるよう協力しあうでしょう。そういう風に考えるに至った人と私は居たいと思っています。


しかし難しいんです。この「協力する」ということが。それさえできれば全て可能なのに、と私は考えています。しかしそこには「人間とは何か」、「生きるとはどういうことか」、「自由とは何か」、それらについて深く考えた末でないと至らないかもしれません。もしくはこのヴァ-チャルな現代日常生活から目覚めるような一大危機が起こらないかぎり、人が協力して生きることは難しくなっているように思います。

自給自足型アイドルユニットでも居ればいいのかしらねえ。あ、でもダッ★ュ村ってのもありましたか。あれに憧れてそういう暮らしを目指しているキッズ達がどこかに居るかもしれませんね。

まあ、全て向かうべき方向には向かっているとは思います。故に敢えてこうして仮想空間に痕跡を残しています。ここに重くのしかかる大きな悪意に対抗する気持ちも無くなりました。正義は悪の裏のもの、つまり悪とくっついているものでしょう。

 

無農薬 米粉 



青刈りした稲の葉を乾燥させて炒って茶にして飲んでみた。

マコモの葉も炒った。

黒米も炒ってみて煮出して飲んでみた。

でかいボウル一杯の黒ゴマを炒って搾油器で油を採った。

というわけでずっと台所に居ました。

でもコーヒーも飲みたくなって煎れてしまった。コーヒー豆だけは栽培できません。あとカカオも。ちょっと悔しい。。

昨日スーパーで野菜の値段をゆっくり見てみました。随分お高くなっていますね。。。これではやりくりも健康管理も大変だ、と思いました。


そこで、ヒフミヨイ農園で米や野菜を一緒に作りませんか?

と思うわけですけどね。食の問題はけっこう切実なとこまで来ているように思えるのですが。。。




ウチの米粉を使って色々なお店など料理人の方々がレシピを開発してくださっていて有り難いです。黒米粉を使った黒いシフォンケーキとか。

黒いモノって健康に良いとされるものが多いですね。もうすぐ黒小豆が採れるし、黒い菁も種蒔きしようかというところです。

私なんかはもう慣れきっていますが黒い米というのは馴染みが無かったり抵抗を感じる人も少なくないようで。実際は白米に混ぜて炊くと赤飯のような赤い色が出るんですが。

私は黒米とシシ肉とニンニクとパースニップなどを炊き込んでよく食べています。料理名は名付けて


ブラック・サバス


ややブラックジョーク的な命名ですけど。

雑草の効能 

雑草の効能 

台風から一夜明けて田畑を見回りました。通常の稲より1,5倍ほど背の高いジャスミンライスや古代もち米をはじめ稲は全種類倒伏を免れました。黒米は何事も無かったがごとく直立。

ヒフミヨイ農園ではその強さを理由に古代米を多く育てています。ワイフ(笑)の留守中、面倒くさがりの私は黒米だけで炊いて食べます。余談ですが今日新たに発見したのは、ウチの黒米はチャーハンに適しているということでした。フライパンにかけていても焦げ付かない!これはめんどくさくない!てなもんで。もちろん米の味も美味しいですよ。

ウチの黒米を食べ始めて身体の調子が良いという話もちらほら伺います。

黒米にはアントシアニンが豊富だそうです。

主食に黒米オススメです。ん~語呂もいいような気がする。

シュショクニクロゴメオススメデス


そういえば(大幅に話飛ぶ)、

「相似象」と「シリウス革命」を交互に読むと非常にオモシロイと感じています。栽培実験に反映できるとより良いと思っています。

炭素埋設と変形畝については効果がより明らかでした。炭素埋設については自宅でも実験し、効果を実感しています。


はい。戻りまして雑草の効能でございます。鉄骨の立て看板がグニャリと曲がる強風の中、畦の大豆はヒエなどの雑草に守られ無事でした。これも雑草のおかげです。

秋冬野菜の若芽も背丈を低く刈った雑草のおかげで風雨に耐えました。雨で跳ね返った土で若芽が泥まみれになることも有りません。上手く給水できたくらいの感じです。


玉葱だけは除草した苗床で育苗中です。今年は竹を切り出す時間が無く竹マルチは実施せず。玉葱のように初期除草した方が良いものには苗の列の脇の地面を割竹で被覆しておくと楽だと思います。それに使うのが竹マルチです。マルチではなく竹を畝長辺方向に並列させていくだけですけど。


雑草を毛嫌いするより味方にした方が結果的に自分が楽だと思いますね。

たしかに雑草まで管理するのは農家さんには難しいことかもしれませんね。なくした方が楽かもしれません。

色んな物事を、なくした方が楽、

を続けた現代社会の在りようは今自分が見てるそのままですよね。

最終的な結果として自分達にとってどうなのでしょうか。

 

コナギ 味


いわゆる雑草食や虫食がクローズアップされてきたのも何か大きな流れの一部のような気がします。

雑草の薬効の高さも注目を浴びつつありますね。雑草を食すあるいは薬として用いる研究が進めば、私達の食も変わるのではないでしょうか。

また一部では不食の人も出てきています。これも私達の食の在り方の変化なのでしょう。

野菜の質も昔とは変わったと言われます。これも次の段階に向かう表れかもしれません。

自分は強健な雑草を年がら年中見ていると、自分が育てている野菜の栽培行為について色々考える所があります。例えばコナギなんてのはほっといても毎年旺盛に育つわけですが一方野菜はというと今年のような酷暑だと特に保護が必要です。そこでより生命力の強いものを食べようと思っての今年のコナギ食だったのですが、まあ味はほぼ無いですね。雑草臭くもない。こういう野菜だと言われたら抵抗は感じないでしょう。来年も夏の葉ものはこれでいいんじゃない?って感じで。



雑草の生命力を上手く引き出して人間生活に役立てるようになれば、世の人の雑草に対するマイナスイメージも変わるでしょう。その時、「草は敵!!」という意識も消えるかもしれません。


その「対立を作り出す意識」こそ私達の抱える問題だと思うのです。それはいわば「自己と他者」の問題だと思いますが。