コナギ 味


いわゆる雑草食や虫食がクローズアップされてきたのも何か大きな流れの一部のような気がします。

雑草の薬効の高さも注目を浴びつつありますね。雑草を食すあるいは薬として用いる研究が進めば、私達の食も変わるのではないでしょうか。

また一部では不食の人も出てきています。これも私達の食の在り方の変化なのでしょう。

野菜の質も昔とは変わったと言われます。これも次の段階に向かう表れかもしれません。

自分は強健な雑草を年がら年中見ていると、自分が育てている野菜の栽培行為について色々考える所があります。例えばコナギなんてのはほっといても毎年旺盛に育つわけですが一方野菜はというと今年のような酷暑だと特に保護が必要です。そこでより生命力の強いものを食べようと思っての今年のコナギ食だったのですが、まあ味はほぼ無いですね。雑草臭くもない。こういう野菜だと言われたら抵抗は感じないでしょう。来年も夏の葉ものはこれでいいんじゃない?って感じで。



雑草の生命力を上手く引き出して人間生活に役立てるようになれば、世の人の雑草に対するマイナスイメージも変わるでしょう。その時、「草は敵!!」という意識も消えるかもしれません。


その「対立を作り出す意識」こそ私達の抱える問題だと思うのです。それはいわば「自己と他者」の問題だと思いますが。