自然農 長久手ver. 自給農 田んぼアート

円くイネを植えている正方形の田んぼがあります。何故そんなことをしているかというと面白いし美しいと思うからです。

 

今年は真ん中に赤米を植えてみました。穂が出てくるとそこだけ赤くなるので、田んぼの中心に赤い円ができています。5月末の田植から8月末の今までその赤い円の出現を楽しみに待っていました。

 

田植の時に出来上がりを想像して植えるのですが、赤米の苗を育てるのに失敗したせいで欠株が出て、赤い円はあまり綺麗には出来上がりませんでした。そこへいくとあのいわゆる田んぼアートの精密さには驚きますね。

 

私は田畑全体の造作がアートだと思って取り組んでいます。私自身はアートというコトバは使わないのですが、見ていて楽しい場所になるように心がけている、という感じでしょうか。そのためには動植物に生き生きとしてて欲しいので、先ずは作物がのびのび育っている環境になるよう手入れ手助けしたいと思っています。それは多分まだまだ先のことですが自然のチカラが起こす変化の過程を見ているのも非常に面白いことです。

 

 

 

 

 

不耕起で苗代を作った田んぼで今年起こった出来事。

 

昨年作付けした品種が自然発芽した苗が多く、知らずに今年の品種と一緒に植えていました。昨年の品種はもう穂を垂れていますが今年の品種は開花中。田んぼはまだらになっています。「上から見たら何か描いてあるの?」と思う人も居るかも(笑)。

 

もう少ししたら田んぼに入って昨年の品種だけを刈り取らないと、今年の黒米に混ざってしまいます。一人が土手の上から田んぼの中の人に向かって「もうちょっと右にあるよ!」とか指示しながらやるのかな。ちょっと面白いな。