自給グルメへの道

珍味、というとちょっと違うが昨日ユリネを掘ってみた。昨夏は途中で地上部が枯れ、収穫/再植え付けしなかった。

 

ニンニクと同じで案の定同じ場所に小さいものが沢山できていた。今年は場所を変えて再植え付けしようと思う。

 

スーパーに行けばすぐ買えるけど、大きくなるのに時間がかかるんですよ。いただく時は本当にありがたい気持ちになります。

 

が、なぜか今回のは苦い。時期のせいか環境のせいなのか。。

 

 

 

そのユリネを植えてる畑は、耕作放棄地でけっこう過酷な環境。どうにもならんなあと思いつつも耕起せず実験/観察していましたが、6、7年目になる今年にようやく雑草の植生が変ってきました。ギシギシは抜く気にもならないくらい多くアワダチソウもイネ科の雑草もジャンジャン生えますが、そこかしこにクローバーの繁茂エリアが出てきました。

 

そこは元の果樹畑を区画整理した上に適当に客土された場所のようで、しかも斜面の一番下、その上は多量に動物性堆肥を使う農家ばかりという環境。そして水の停滞した排水溝も近い。大雨でも降ろうものなら堆肥から滲んだ茶色い液体がどっさり流れ落ちてきて、自生しているミントがほぼ全滅したことがあります。コワいわ。

 

しかし思えば開墾当時無知だった私は大部分で野焼きをしおまけに穴を掘って炭焼きをしたことがあり、これも悪影響を及ぼしたと思われます。今ようやく回復してきたということでしょうか。

 

ちょっと前のブログにも書きましたが鉄製のものを排除してからはさらに変化があったように思えます。

 

ようやくそこに野菜の種を蒔く気になりました。

 

とまあこんな具合にノロノロぐずぐずと長期に渡って観察しながらそれぞれの畑が向いていく方向に沿って作付けしているわけです。そこにはどんな作物が向いているか、も試行錯誤しながら見極めていきます。

 

私は優秀な農夫ではないので、よくできるものを見付けてそれが自然に育ってくれるようにお膳立てする くらいが向いているかと思っています。

 

 

 

最終的に楽するためには長期的な辛抱と色々な努力は厭わない(笑)。