長久手 自然農 

米・野菜作りに参加する方を募っています。

 

ヒフミヨイ農園は農家ではなく、食料を自給しようという人の集まりにしたいと考えています。

 

現状としては耕作面積に対して人が足らないので畑は寂しい感じです。

 

多くが耕作放棄地であることもあり、適切な手入れをしないと栽培地としては難しい場所ばかりですが、これは一から畑作りができるということでもあり、経験を積むにはいい条件であるとも考えられます。畝や溝など田畑の造作で作物の生育は変化します。無農薬・無化学肥料栽培(ヒフミヨイ農園では動物由来の肥料も現状では使っていません)においては田畑のカタチ作りは重要な技術だと私は考えます。

 

住宅地あるいはそれに近い場所にある、自然環境からやや離れた田畑では栽培技術が必要です。おおらかな形での自然農はなかなかできません。自然農は好条件が整ってこそできるものだと思います。この点において、昨今よく耳にする自然栽培では農業技術により重点があるように思えます。自然農も自然栽培も一緒じゃないかと思う向きもあると思いますがこれは実践者の間でのみ交わされるべきシビアな議論になるのでここでは触れません。

 

ヒフミヨイ農園では従うべき特定の栽培法はありません。自給のための食べ物作りは誰でも可能です。真剣に田畑に向かう限り自分が食べる物は必ずもたらされます。

 

自分や家族の食べ物は自分で作りたい!と思ったら、一緒にやりましょう。

 

そういうシンプルさでいいと思うのです。思想めいたものや多分に心情的な面が強いと、結局「我」が強く出てしまうと思うのです。それは結局のところ「自然」から遠ざかることに繋がると思います。

 

まあこの「自然」という言葉も難しいんですけどね。現代人の「我」はそこからはほど遠い所にあることはたしかでしょう。それも然るべき方向へ進んではいると思いますが。それでも私達には「人間にとっての自然な状態とは何か」ということに思考を巡らせる能力も有れば、自らの方向を修正する意志の力も有るのですから、ただトキを待つしかスベは無いというわけではないでしょう。