ジャガイモ植え付けなど
冬の間鶏糞を水牛の角に詰めて地中に埋めてみていた。肥料作成の実験。本家では牛の糞を使うのだがウチは牛は飼っていないのでなんちゃってでやってみる。
動物性肥料じゃないかというツッコミの声もあるやもしれぬがケミカル摂取の他所の家畜の糞ではないので良しだ。量もしれている。
ちなみに私はベジでもヴィーガンでもない。飼ってる鶏は食べないが、必要ならあるいは殺めてしまったら蛇でも野鳥でも頂く。頭だけで考えた趣味嗜好に付き合うつもりはない。人間としての優しさという意味では理解できるし、人類全体にとっては良い「考え」だと思う。ほとんどの人の肉食に対する意識が麻痺している現状では大事な思想だと思う。が植物だってというか植物のほうが動物より高等な生命なのだけれども。ベジの人はそれはそれで植物の生命に対する意識は低いように思える。まあなんにせよ食の全てをカネで賄っている人の思想は私にはよく分からないし議論すべきことではない。対立してもしかたがない。
で掘り上げて中身(あまり良い状態とは思えなかった)を出した角を枝に差して乾かす。
カッコいいじゃないか。
用の美こそ芸術。
一般人を煙に巻くような、実際の役にも立たず最後は結局ゴミになるようなものはよほどのものでないかぎり私は芸術とは呼ばない。
先の田んぼに描いた図象も藁山も全て実用性が第一にある。そしていずれは糧となり我が身に返り土に還る。
食の重要性に気付いて参加しはじめた陶芸家にジャガイモ植え付けを手伝ってもらう。
5、6年は生きているであろう烏骨鶏。
以前にも書いたが群れの中で苛められていた一羽。その他の鶏は獣に食われたが結局コイツが生き延びたという現実を見ると思うところがある。
そしてまだ2日に一個は産卵する。
養鶏場ならとっくに食肉か殺処分になっている。
そういう命の扱い方は必ず人間に悪い形で返ってくる。
まさに返ってきているのが今だと一体どれくらいの人が気付いているのだろうか。